2007年1月 8日 (月)

妄想の成果主義

「妄想の成果主義」を読みました。

著者の趣旨は、成果にたいする金銭的報酬は社員の動機づけにはならず、かえって、社員の行動に悪影響を及ぼす。望ましい賃金と望ましい動機付けは別の問題であり、賃金については、生活費を保証する年功制が最もすぐれているとしている。

まず、同意できる点は、
1、社員の動機づけは、仕事によって得るべきであり、報酬にたよるべきではないこと。
  有能な社員には、面白し仕事をまわす。   
  社員は、仕事自体でわくわくできるようにしなければならない。
  また、これには、向上心と共に競争心も芽生えるようなものにしなければならない。
  満足と生産性には相関関係はない。

2、安易な成果主義はかえって歪を生む。
  成果主義自体が社員の動機に働かないわけではない。
  問題は、会社にとって本質的に必要な長期的な成果を客観的に測ることが容易では
 ないからです。       
   ①成果主義で使えるほどの客観的な目標が設定することは困難である。
   ②間違った目標は社員の活動を負の方向に働かせる。
   ③チームワークを維持するのが困難になる。
   ④わくわくするための目標がノルマになってしまう。

一方で、納得しがたい点は、
1.年功制の弊害はどうするのだ。
能力ややる気のない人間が昇進、昇給していく。そのような不適格な人間が上にいるための、業務の支障は甚だしい。

2.賃金は生活を保障できるれべるでは、年功である必要があると思う。
  ただし、有能な社員が無能であるが、ただ年齢だけで、有能な社員以上の賃金をもら
  うのはおかしい。
  このような状況が長期間かわらないのであれば、有能な社員のその会社で一生懸命 
  働こうとする動機は下がると思われる。

従って、あるべき賃金としては、生活保障レベルでの年功制と、有能な社員には、適度な金銭的な報酬が必要である。
無能な社員の給料は一定レベルでとまることは仕方ない。
ましては、無能な人間が年齢だけで、昇進、昇給するのはおかしい。
あと、スター社員は思い切った昇進する仕組みは必要である。

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